挾土秀平
左官職人
HASADO SYUHEI
PLASTERER
絵を描き、書も書く左官技能士、挾土秀平氏。左官は鏝(こて)を用いて建物の壁などに土や漆喰を塗り、仕上げる職人並びに仕事を指します。挾土氏はその伝統技術に現代的な美意識を合わせ、平面や立体、インスタレーションなどを手掛け、アートの領域からも高く評価されています。独自に採集したという土の色彩、その精緻な組み合わせは静謐ながら、挾土氏が生み出すダイナミックな造形によって新たな息吹を宿しています。
大地(DAICHI) テーマ:鳳凰
01=「刻(とき)の積層」 一様と思われる時間にも速い・遅い、激しい・穏やかといった揺らぎを感じることがあります。この「人の時間が作る層」は、それぞれの人生模様を表しています。
02=「鳳凰の羽」 挾土氏は「瑞鳥の飛び立つ音に振り向くと、かすかに舞う羽だけがみえた」というイメージを描き、その姿への永遠の憧れを表現しています。